Alpair5 v3
Markaudio の8cmユニット。ダンパーレスで、コイルも軽量化されており、繊細な音を再生するとされる。
table:spec
インピーダンス (Ω) 出力レベル (dB) F0 (Hz) Qts Vas (L) Sd (cm^2) mms (g) Xmax (mm)
4 85.45 94.54 0.499 1.78 28.00 1.933 3
印象として、手持ちの10cmユニットMAOP7 Gen2と遜色ない。どちらか一方を持っていたら、私は満足してしまう。Alpair5は8cmならでは中音の強さを感じるが、MAOP7も中音で負けることがなく、また、余裕が感じられ低音も伸びがある。 などと書くと、MAOP7の圧勝のように思えるが、そうではなく、コストと箱の小ささは圧倒的にAlpair5の方が優れるので、設置スペースとコストを考えて、どちらかをとればよいと思う。
MAOP7は高額ユニットなので、Alpair5と比べるのはおかしいかも知れないが、個人的に、Alpair5の実力はかなり高いと思うし、Alpair5の音色はMAOP7にかなりよく似ている。もし、両方を所有するとしたら、タイプの異なるエンクロージャにしたくなる。とすると、Alpair5側でいろんな箱を試すことになりそう。
Markaudio社の10cmユニットでAlpair5と同クラスのものはPluvia 7HDだが、Alpair7とは音色が異なるので、同じエンクロージャでも、ソース(低音依存度)や気分に応じて、とり替えても良いかも。
ヤフオクで、バーチ合板(15mm厚)の約5Lのバスレフ箱を入手したので、オントモショップのトランスミッションラインを組んだら載せる予定で買ってあったAlpair5を載せてみた。バスレフポートに使われているVP30の塩ビ管の接着がとれた状態だけど、構わず、エージングを始めたら、最初から良い音している。
Alpair5は、低音が弱い、と言われているけど、このv3については、低音も男性ボーカルも問題なしで、8cmとしては別格の存在だと思う・たぶん、本当の低音ではなく、その倍音が出ているんだと思うが、応答が速いので、本当の低音が聴こえたかのように感じさせる再現力がある。確かに、フィディリティウムサウンドのスピーカー試聴イベントで聴いたNC5(MAOP5)は、低音も含めてすさまじく良い音がしていたが、Alpair5系のユニットは素晴らしいと思う。
箱は、ヤフオクで入手。とてもしっかりとした作りで、かつ、バッフルの四隅を45度カットしてあり、中高音がよさそう(残念ながら、フレームの落とし込みはなされていない)。低音はバッフルステップにより減衰するかも知れないが、狭い部屋で聴いているためか問題ない音量で聴けている。バーチ合板製なのも音質向上に寄与していると思う。塗装は、前オーナーがニスを塗っていて、個人的にはあまりぱっとしない仕上がりになってしまっているが、塗装無しに比べたら断然好印象。
エージング
30時間目くらいまで
最初、すごく良いと思ったが、、、今の感想は、「悪くはない」。サイズの割に低音が良く出ており良いが、フツーの音(不満もないので、悪くない)。分解能が足りない感じ。でも、Markaudioのユニットはエージング中に何度も変わったりすることがあるので、現段階では十分な音。ダンパーレスのエージングはどうなるだろうか?と期待
50時間過ぎ:
音量少し上げて聴いている。化けてきた、中高音の解像度が向上してるし、低音も締まって聴こえるようになってきた、空間分解能上がってる。 バーチ合板製の箱の良さも感じられるようになってきた(気がする)。
能率も上がってきた!? (そんなことある?)
これから30〜50時間後にさらに良くなったら嬉しいが、今のままでも十分OK!